事の次第

この日は半休を取り、午後から最後の荷物運びをする予定にしていた。しかし、折しも台風が九州から四国を縦断しようとしており、時間の経過とともに風雨は激しさを増してくる。そんな中、なんとしても予定どおりに物事を進めたいと考える僕は、車に冷蔵庫他の荷物をブチ込む。この重い僕が風で飛ばされるかと身の危険を感じたので荷物を積んだ後は部屋で台風の行く末を静観することにした。しかし、わざわざ休みをとったのだから何かしないと気がすまないので、電話の移設の手続きをすることにした。地方のNTT職員の態度が非常に悪いので半ばキレかけで交渉する。そうこうしているうちに風が少しおさまってきたので、冷蔵庫を積んだ重い車を出発させることにした。新居に着いたころには雨は小降りになっていたが、依然風は激しく吹いていた。前の公園の木が折れていたり、エレベーターが雨漏りしていたり、ほんの少し台風の爪痕が。
荷物をなんとか運び終えて、塗装の修理のためガソリンスタンドに車を預ける。スタンドの店長から「台風の中ご苦労様です」と声をかけられ、代車のフェスティバに乗って寮に戻る。寮の部屋は本当に何もなくなった。でも、徐々に物がなくなっていったのであまり違和感がなく生活ができてしまう。



青山ブックセンター、青山と六本木で営業再開

 民事再生法下で再建中の青山ブックセンター(東京・渋谷、磯貝栄治社長)が29日午前、青山本店で約2カ月半ぶりに営業を再開した。来店した都内在住のOL(32)は「閉店した時は驚いたが、これからは頻繁に利用したい」と話す。同日午後には六本木店でも営業を始める。

 営業時間は青山本店が午前10時―午後10時、六本木店が午前10時―翌朝5時とほぼ従来通り。同社は取引先による破産申し立てを受けて7月17―19日に全七店が営業中止に追い込まれていた。洋書取り次ぎ最大手の日本洋書販売(洋販、東京・港、賀川洋社長)の支援で再開にこぎ着けた。 (10:50)