帰国

歯茎が痛くて寝れないよ〜と思っていたが、朝方になって寝入ったようで、電話の音で眼が覚める。出発の待ち合わせの時間にロビーに来ないので、同行の人が電話してきてくれたのだ。15分ほど遅刻したが、飛行機には十分間に合った。申し訳ない気持ちと、歯茎の痛み、疲れでブルー。

帰りの機内食もおなじみのメニューだ。エアチャイナは、ハムをサンドしたゴマのパン、小さなパンケーキ、木の実のようなフルーツと牛乳がボックスに入って出てくる。上海で乗り換えるJALは麺類とメインという組み合わせは同じだが、麺がそばだったりうどんだったり、メインもご飯になったり肉ばかりになったりと変化がついている。日本行きの飛行機に乗ると、日本に帰って来たような気になり安心する。

帰りの道中ずっと歯が痛くてたまらない。もう三日も苦しみ続けることに気持ちがまけ、広島についたら即病院に行こうと新幹線の中で思った。広島についたら、家々が白い短冊を貼った紐を張り巡らせている。なにかの祭りがあるのだ。地元の人はこれを見ると、お祭りだ!とウキウキした気分になるそうだ。昔は、何か宗教的な儀式なのか?と僕は思っていたが。いつもの歯医者に辿り着くと、土曜も夕方遅くまでやっていることがわかった。しかし、運悪く、この日は特別に早く終わるそうだったので、薬だけ出してもらって週明けに出直すこととした。薬を飲むと痛みが治まり、ようやく普通に色んなことができるようになった。