男の料理教室

YTsan2008-09-06

現代美術館で開催中の池田万寿夫展にあわせ、館内で料理教室が開催されるので行ってみた。
14人参加のこぢんまりした雰囲気。参加費は材料代として1,000円のみ。
池田万寿夫の料理コラム本から、講師(東京で活躍されているフードアーティストのTAROという方)があらかじめ人数分の料理をピックアップ。参加者は籤をひき、あたった料理を責任を持って作る。
僕は、コーンスープと蒟蒻ステーキの二品を引き当てた(難易度が低い料理なので二品担当に)
池田万寿夫本のコラムは、メインが料理に関する思い出や評価等で、レシピはほんの数行程度で、内容も大雑把。作り手の解釈と工夫を加えないと料理として完成しない。また、料理としての完成度も高くはなく、ありあわせの材料をどうやって多少なりともおいしく食べることができるか一所懸命考えたものという感じ。

自分のレシピは、特に簡単なものだったのでつつがなく完成したが、家に帰って池田万寿夫本を改めて読み、違った仕上げ方があったのではないかと考えた。
コーンスープは、牛乳を火にかけ、コーン、生卵、塩をぶちこむだけの料理だが、僕が作ったものは牛乳スープみたいになった。それはそれで喜んで貰えたようだが、牛乳、卵、コーンの分量の割合を変えることにより、全く異なる料理になっただろう。また、こんにゃくステーキも、コラムの末尾にあるように、ケチャップを塗ればぜんぜん違った味になっただろう。