新年

新年最初なので、今年一年はこうありたい、又は、こう過ごそうとか漠然とでも考えてみたいのだが、常日頃から思い悩んでいても結論が出ない問題が多く、年末年始の数日だけではとても答えが出そうにない。が、遅ればせながら、この日記で昨年を振り返り、今年一年に向けた自分の姿勢をおぼろげながらでも形にしてみたい。

去年の私的大事件と言えば、リフレッシュ休暇でギリシャに行ったこと、寮からマンションに引越しをしたことくらい。他は仕事をやっつけるのに精一杯で、映画を観たり音楽を聴いたりする時間も満足にとれなかった。結構な金額の入った財布を年の瀬に落としたことは、疲れた体と心に追い討ちをかけた。そして、年末から太腿と脹脛の筋肉が張ったような感じがずっと続いている。徒歩通勤はダイエットに効くどころか僕の体を蝕んでいっているのか?

自分の人生を動かしていくのは、自分の決断と行動以外にない。抑揚のないサラリーマン生活を送って身に染みてそう思う。昨年12月中に、部長から突然ヒアリングを受け色んな質問をされた(以下はその一部)。

上司:5年後はどうなりたいか。
自分:5年後の姿は、今はまだ想像できません。今できることを一歩一歩積み重ねていくだけです。

上司:5年後も今の仕事を続けたいか。
自分:その時にまだ遣り残したことがあると思うならば続けたいと思うでしょう。今は分りません。

上司:そんな考え方だと流されるぞ。部を背負って立ってやるという気持ちはないのか。
自分:最初に申し上げましたように、さしあたっては目の前の目標をひとつひとつこなしていくだけです。

良くいえば、着実に一歩一歩成長していきたいという姿勢、悪くいえば、明確なビジョンを持たない姿が見て取れる。実際、そこまで会社に感情移入できておらず、あの土地で今の仕事を続けていくべきか未だに悩んでいるのだ。ならば、感情移入できる何かを探すしかないのだが、残されている時間は少ない。いつまでもグズグズしていても仕方ないので、今年は決断と行動の年にしたい。と、書きながらも、どうするか、と決断しきれない僕がいる。しかししかし、用心深さは十分に備えつつも、財布落としも厄落としと捉え、今年は、少なくとも、何かを成し遂げたという足跡を残したい。日記以外のまとまった文章を書くとか、部屋の荷物を劇的に整理するとか、まずは何でもいいからとにかく。

元日に春日大社でおみくじを引いたら、末吉だった。昨年は大吉だったが、大して良いこともなかったような気がする。末吉は一番悪いのではないかと思い、キョロキョロと周囲の人のおみくじを覗き込んでみたら、凶を引いておられる方がいた。考え方としては少し現金でアレだが、くじのご利益を信じて今年も頑張っていこうという気になった。