初めての中国

台風が福岡方面に接近しているので、わざわざ関空まで行って、更にわざわざ北京まで飛んで重慶に入る。降り立った重慶はどんよりと曇っていて、僕がイメージしていた内陸の中国そのままだった。空港からホテルへの移動のタクシーから見た街は、非常にわさわさと言うか、人がばらばらの方向に入り乱れて歩いているのが印象に残った。市内に行くと結構車が多いが、道路の信号のないところを平気で人が横断する。タクシーはそれを目と鼻の先でかわして走る。中国では運転が上手くないとやっていけないなと思った。

到着した翌日から打ち合わせ。先方のマネジメントでも挨拶程度の英語しか理解できない人が多く、日中の通訳を介しての打ち合わせ。時間がかかるのだけが問題でなく、相手が何を言っているのか、こっちの言ったことが正確に伝わっているのか全く分からないため、非常にストレスのたまる会議。

夜、食事を終えてから海賊版DVDの店に行った。大体7〜10元で日本円で言うと100円ちょっとくらい。正規版は100元くらいで売っているらしいが、例えば月給800元の人だったらとんでもない額になる。正規版を買うしかないのであれば、映画も見れないなんて、何が問題なのだろう。